KAISO
Artist
東京都在住、茨城県出身。
幼少期より遊び道具の世界の延長を自身でつくり、人形に着せる服や街の空間をつくるなど、絵や執筆を含めた創作を自然と行ってきた。美術学校およびロンドンでの学びを経て、2018年より画家としての活動を本格的に開始。

何気ない日常や旅先でそこに確かに存在した普遍的なあたたかさから、忘れかけていた大切ななにかに気づくことがあります。わたしの描くはっきりとした線のない、ただぼんやりと佇む作品には、一見なんの主張も持たないようにも見えるかもしれません。霧靄が漂い余白のある作品は、変化し続ける時代の速さと逆行して、ときに作品の前で足を止め対話するひとときを生みます。そっと存在するということ、その静けさがひとつの主張です。
いつかのどこかを彷彿とさせる俯瞰した情景の作品は、何かの模写や特定の風景ではなく、無心で描き進めるなかで、自身の内側にある感覚や想いが、時間とともに移ろいながら意図せず浮かび上がってくる過程のなかで立ち現れていきます。絵の具の積層は時間の経過を表し、巻物のように流れる横の時間軸と、一刻一刻降り積もる雨のような縦線が複雑に交差しています。ふと目を閉じると浮かぶ像のようなものに筆を重ね、書き換えや補正を繰り返しながら昇華されていく軌跡を辿っています。
こうして幾重にも重ねて生まれた作品は、この世にふたつと無いものでありながら、誰かの記憶や心象と重なることで、作品の中でそれぞれの時間が静かに動き出し、また新たな年月を重ねていきます。
2023
『薄氷とけて』 SAN-AI GALLERY/東京
『どこかにおいてきた』 大丸梅田店
2024
『そらに雨模様』 SAN-AI GALLERY
2025
『あかりのもとへかえろう』SAN-AI GALLERY
『とけるじかん』大丸梅田店
『深閑』hotel norm. fuji/山梨
2026
『いつかどこかで』 Gallery Noji企画/和歌山
『ほのかに綴る』 大丸梅田店
2022
『タツコレ2022-Osaka-』大丸梅田店
2023
『ART!ART!OSAKA』大丸梅田店
『タツコレ2023-Tokyo-』渋谷ヒカリエ
2024
『NEW WAVE GALLERY』大丸梅田店
『GINZA ART FESTA』松屋銀座
2025
『タツコレ2025-Nagoya-』松坂屋名古屋店
『NEW WAVE GALLERY』大丸梅田店
2026
『タツコレ2026-Nagoya-』松坂屋名古屋店
2025
『Independent Tokyo 2025』審査員特別賞
- 髙橋正宏賞(MASA ART)